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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第9章 京都の彼…再会

すごくドキドキしていた。

まさか彼が本気にするなんて
思ってもいなかったし
なにしろ心の準備が出来ていない。


けれど、彼は本気みたいだ。

私は覚悟を決めて
彼の車に乗り込んだ。


彼が見守る中
静まり返った車の中で
私の心臓の音だけが聞こえている。


私はゆっくりと
カーディガンを脱いだ。


キャミソールも脱いで
上半身はブラだけの状態になる。


彼の目が
私の胸元を見ていることを確認すると
迷わずブラのホックを外した。


あらわになった胸元を見ている
彼の視線が痛かった。


私がスカートに手をかけようとしたとき、


『もうええ!』


そう言って、
彼は私を抱き寄せた。




同じ男でも
いろんな男がいる。


セックスだけが目的という男もいれば
脱ぐのをやめさせる男が

ここにいる。



そんな彼が
とても愛しく思えた。


私は彼の首に手をまわし
そっと唇を重ねる。


それに応えるように
彼の手が私の胸の上に置かれた。



まるで壊れるものを触るかのように
そっと優しく…。




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