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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第9章 京都の彼…再会

触られても

舐められても

掻き回されても

強く吸われても


抵抗することなく
彼のしたいままに
愛してもらっていたけれど。



…もう限界だった。



「もうダメ…

 入れて…

 お願い」



すると
彼は運転席から
コンドームを取り出した。


こうなることを期待していたのは
私だけじゃなかったんだ。

そう思うと嬉しくなる。


彼はジーンズを脱いで
手際よくコンドームを装着すると
ゆっくりと私の中に入ってきた。




その瞬間

心も身体も

その隅々までもが

満たされいくようで…。



私は彼の首に手を回して
キスをせがんだ。



「嬉しい

 …ずっと

 こうして欲しいって

 思ってた…」




それが


私の正直な気持ちだった。





彼が果てるまでの間
私は何度となく
昇りつめた。


私の身体の隅々までが
彼の温もりを感じ
悦びに震えている。



彼の動きによって
その部分は
ますます潤いを増していき…。



「あ、だめ

 でちゃう…」



私は潮を吹いてしまった。



『もう、ほんまに

 しゃあない

 ヤツやなぁ~』



呆れるでもなく
嬉しそうに呟くと

私の髪を
優しく撫でたついでに
身体をぎゅっと抱き寄せて
どんどんピストンを早くしていく。



『うっ

 俺もあかん

 もう出そうや!

 お前もイケるか?』



独りよがりじゃないセックスは
何年ぶりだろう?



「わ、わたしも

 イキそう…」




彼が好き。




誰よりも愛してる。






この瞬間は

私だけのもの…。





そして

ふたり

同時に果てた―――。






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