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隷吏たちのるつぼ
第6章  第五章 誨淫の舎
 いくらでも、思い切り出してもらっていい。出してほしい。何度でも好きなだけ、ボロボロにしてもいいから、この体だけを使って劣情を満たして欲しい。

 唇から砲身が抜き取られるや、

「征四郎さまぁっ、ジュ、ジュースッ、オチ×ポジュースッ、いっぱい智咲にくださいっ! メチャクチャにズボズボしてっ!!」

 ベトベトになった襟周りを拭うことなく、窓を震わせんばかりに叫んだ。

「オチ×ポジュース……、くくっ、栄養ドリンクってか。バカかお前。そらよっ!」

 むんずと肩を掴まれて、なぎ倒される。

「わっ」

 天板の端に寄りすぎていた。読書机から転げ落ち、床に体を打ち付けた。激痛が走ったが、土埃に塗れた床面に拝跪している方が、よっぽど自分らしい。机から飛び降りた征四郎が、伏せた智咲のヒップを持ち上げ、ホックのファスナーを下ろすのを端折って引きちぎった。スカートが取り払われるや、ドスンッと牡茎が突き刺さる。

「んあぁっ! すごいっ、ああっ!」

 腕も頬も地べたへ落とし、ヒップをだけを掲げている智咲へ、力強いピストンが送り込まれてくる。乳首からぶら下がる振り子が、激しく鈴音を鳴らした。

「あうっ……、い、いく……、ううあ、イ、イきっ、イキッぱなしだよぉ……」
「おらっ、シャンとしろっ! 出すぞっ、しっかり飲めよっ」
「きてっ、くださいっ。ジュースぅ……、あああ」

 滅茶苦茶という言葉にふさわしく、へし折れるかという力で打突されると、秘室へ向かって煮沸した牡の搾汁が注がれてきた。

(ああ……、熱い。熱いよう……)

 脈動が続く。長い。たくさん、出してくれている。至福の浸透感だった。

 最後に一度、ブルッと震えた征四郎が牝鞘から牡刀を抜いていった。白濁が花弁の間から溢れ、膝の間へ落ちる。今日最初の毒液はきっと濃いだろう。

 淫虐を舌でも確かめたくて、智咲は脚の間の粘液を手に掬った。

 まだ痺れて起き上がることができない。床に頭をついたまま、顔の前で手のひらを広げてみた。プルプルとした半透明の粘糸が、醇美に指を繋いでいる。

「ああ……、こ、これ……、も、もっとほ、欲しいです……」

 ウットリと、陵辱の証に見惚れた。
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