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隷吏たちのるつぼ
第6章  第五章 誨淫の舎
 人中へ先端が押しつけられ、鼻先を歪められた。急所に血潮の弾みを感じた智咲は、

「……きになり、ます」

 涙声で鼻を啜ると、粘液が鼻孔から入ってきて、小さく咽せた。

「そういや、あの女にしゃぶらせたことねえなあ」
「そ、そうなんですか?」
「ああ。噛みちぎってきそうだろ? ……しっかし、だいぶん肉便器化が進んだから、次はさせてみようかな。彼氏のしゃぶってんだろうから、上手いだろうしな。いや、あんな女だから、イラマチオも楽しそうだぜ」

 想像したのだろうか、そう言う途中で亀頭が跳ね、ピュルリと飛んだ汁粒が眉間を汚した。

「うっ! く、日下さんなんか、相手にしなくていいですっ! 私が……、おしゃぶり、いっぱいします!」

 まだ悠香梨が味わったことがないと知った優越感とともに、決して奪われてなるものかという敵愾心も湧いた。

「智咲がしてくれるのか?」
「はい、おしゃぶりも、オ、オマ……、オマ×コも、ぜんぶ。私で気持ちよくなってください」
「じゃあ、カワイイお嬢様のオクチに、メチャメチャに突っ込ませてくれよ?」
「もちろんっ」

 正座したまま背すじを伸ばし、口を開けた。

 根元を握った征四郎が、

「ザーメン、ぶっ放すのは、オマ×コでいいよなあ? イラマからの生ハメ中出しの刑だ」

 刑、と言って肉槌を顔面に打ち付けられると、背がブルルッと震えた。一本鞭と同じくらい心地よい。

「ふぁ、あぁっ! もちろん、最後はオマ×コに、いっぱい、ぶちまけて罰してください!」

 ビタッ、ビチュッと可憐な顔を打擲していた牡茎が、予備動作なしで口を貫いてきた。先端が軟口蓋に触れる。しかし突進は止まらず、更に突っ込んできた。誤飲してしまいそうなほど奥まで呑み込まされたのは初めてだった。

「ごっ……おえっ」

 嘔吐反射が起こる。しかし、

「おおっ、飲んだり吐いたりすっげえ気持ちいいぜ」

 征四郎が心地よさげに言うので、さらに喉を開いた。酸液が逆流して、引いていく肉傘に掻き出されるように、口端から泡ぶくとなって垂れる。打突の間隔が早まっていくが、どれだけ苦しくとも、頬を窄めることは怠らなかった。

「おらあっ、イくぜっ。オマ×コの準備はいいかっ!」

 全力で腰をぶつけていた征四郎が大声を上げると、口の中で剛直がドクンと躍った。
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