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隷吏たちのるつぼ
第6章  第五章 誨淫の舎
 粘汁に塗れる皺口から、見たこともない、数珠のように繋がれたボールが出ていた。

「アナル攻めにハマっててよぉ。……くくっ、全部ぶちこんでやったのに、二つも漏らしてやがる」
「……なんか、引っ張るとこ、ついてる」

 数珠の端には持ち手となるリングがついていた。指をかける。

 今日は征四郎を独り占めし、悠香梨のことなど目に入らなくなるほど尽くす覚悟だった。しかし、海外から戻ってきた征四郎がまず訪れたのは、悠香梨のもとだった。自分ではなかった……。

「いやあっ!! 本山ちゃんっ!」
「ボール、出てくる」
 皺口が円周を大きくして珠を吐き出す様子を、恬淡と眺めて引っ張る智咲だったが、「暴れないでよっ」

 狂ったように抵抗する悠香梨へ、良家の子女には似つかわしくない舌打ちをした。

 なりゆきを見守っていた征四郎が近づいてきて悠香梨を抱き起こすと、後ろから片方の膝を抱えた。手だすけを得た智咲がリングを引く。開かれた臀肉の一点から珠がポロンと抜け出た。

「あああっ!!」
「おらっ、オトモダチが手伝ってくれてんだっ! ちゃんと見ろっ!」

 征四郎が天を仰いで絶叫している悠香梨のアイマスクを取り去る。

 ──瞳に光を浴びて眩んだ悠香梨だったが、征四郎に言われて足元へ目を向けた。伸び切った下着の向こうは見えないが、智咲が数珠を引いているのは見えた。

「やめて……、やめて……」
 征四郎によって背後のビニールテープが解かれる。「やめ……、ろってばっ!!」

 手が自由になると、憤激を呼び覚まして、まだ引っ張ろうとしている智咲が抑えている膝を振り払った。

「いったぁいっ! このっ」
「な、もおっ、やめてっ! ト、トイレ行くんだからっ! どけよっ!」

 智咲が反撃してきたが、喧嘩などしたことないのだろう、拳は小突いた程度で痛くも痒くもない。今度は、両手が自由になった悠香梨が優勢だった。

 あんなにも好感を持っていた同期なのに、次の珠が逼迫している前では凶禍でしかなかった。かつて陸上で鍛えた力で殴りつけ、この尖ったヒールで顔を蹴り飛ばしてやっても構わないと思った。

「はっく!」
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