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隷吏たちのるつぼ
第7章  エピローグ
 ──萌子が、陵辱を受ける理由について整理がつくには、今少し時間が必要なようだった。絶望が受け入れられずに戸惑っている顔へ、髪も服も汚れるのを気にせず劣情をぶちまけるのは、実に痛快だった。

 脈発が終わった征四郎は、先端からポタポタと雫を落として立ち上がると、

「おい」

 新人職員が白濁を顔にかぶった様子を紅潮して眺めていた智咲を呼んだ。一言で察し、正座のまま足元まで進んできて、頭を軽く揺すって乱れていた髪を整えると、口を開く。

「ど、どうぞほぉ……」

 精一杯大きく開けているつもりでも足らなそうな、淡色の唇に縁取られて慎ましく開いた穴へ、粘液にヌラつく亀頭を突っ込む。智咲は率先して喉を開き、頬を窄めた。残滓を吸わせるつもりが、可憐な顔をしかめ、眉を寄せ、けなげにほおばる姿を見下ろしていると、もっともっと奥まで突き込みたくなってくる。

 智咲は征四郎の腰へ添えていた手を下ろし、チュールスカートの中をイジり始めた。華奢な背を真っ直ぐに伸ばしている姿勢が、育ちの良さをそのまま表している。そんな上品な姿でありながら、いったいスカートに隠してどんな淫らな触り方をしているのか、喘ぎが喉奥から伝わって、絶妙な刺激を与えてくれた。

「うごっ、オアォッ、えぶっ」

 足元から聞こえる濁った声に耳を癒されていると、

「ちょっと! もう、お掃除は終わったでしょっ。いきなり漏らしてんじゃん、この子っ。終わり、終わりだってっ!」

 スカートの下に黄ばんだ水溜り広げているのを見咎めた悠香梨が智咲の肩を叩く。

 それを合図のようにして、征四郎は牡茎を抜き取った。すぐに悠香梨が智咲を押しのけ、前に跪まづいてくる。

「県庁出る前にいっぱい入れて、この部屋来る前にトイレで全部出してきたから……も、もう、洗ってあります」

 ダークネイビーのフロントスリットタイトを強引に腰まで引き上げると、ショーツを履いていなかった。そのまま回れ右をし、ヒップを高々と上げて背を反らしてみせる。
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