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隷吏たちのるつぼ
第7章  エピローグ
 ベットリと粘液を纏ったヒップの上端で皺口が攣縮していた。美脚が支える後姿は人妻らしい艶めかしさ帯び始めていて、牡茎の先端を向けずにはいられない。もはや要領は心得ており、狭路は凝りなく亀頭を呑み込むと、搾るように腸壁を絡みつかせて中へ引っ張ってくる。前の肉門は自分でイジっていた悠香梨は、やがて壁越しに蠕動を伝え、脚の間に盛大に潮を撒き散らした。

 二人のおかげで牡茎は完全に回復し、新たな淫欲を充填した。

 再び、萌子の前へ立つ。

 ドイツで高級風俗に行った。あれだけ人種の異なる美女たちが一同に会しているのは圧巻で、まさにハーレム、日本では考えられない夢の場所だった。

 しかし、征四郎の強欲を満足させてくれたかといえば、決してそうではなかった。彼女たちはエンターテイメント性が強すぎるし、言葉が通じないことも相俟って、サービス面で不満が残った。結果だけでいえば、同じ風俗でもオナクラのほうが淫靡感が断然だと思った。

 自分専用のハーレムを作る──どこの思春期病だとは思ったが、忠隷への道をひた進む二人を見ていると、やってみる価値はあると思った。そして想像以上に、二人は競って成果を上げてくれた。第一位の座を狙い、お互いを牽制し合い、時には協力して、これだけの見目良い女たちを集めてくれたのだ。口うるさい爺さんが体調不良を理由にワーキンググループを抜けてくれたおかげで、「城」も簡単に用意することができた。

 そして征四郎は玉座についた。

 両側に智咲と悠香梨が添い寝し、左右分担して萌子の秘門を開いた。潤んだ瞳で見上げてくる。

 しかし、この二人を上回る逸材はなかなか発掘されなかった。それほど、ルックスはもとより淫楽の満足度においても、この二人は傑出していた。

 だが、案外近いところに原石を見つけた。二人に比べるとまだまだだが、このバストにはかなりの期待ができる。

 征四郎は牡茎を萌子の女唇へと埋めていった。

「うああっ!」
「おおっ、いいぜ。こりゃ。お前らのオマ×コとはまた違った味だ」

 深々と突き刺されて大きくのけ反ったところを見ると、絶望は済んだようだ。
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