この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
両手いっぱいのエロティシズム
第1章 乾電池分の夢
乱れたシーツとぼさぼさの髪で夢から覚めたのだと気がつく。

身体中をぬめらせ続ける汗と唾液と愛液から発せられる自分の牝の匂いに酔う。

そして、目が覚めてから繰り返す自慰。

もうずっと、夢と現実の境目がなくなってきている。

この夢から目覚めた後は、何回自慰をしても身体が収まらない。

意識と身体が現実に戻るまでに、時間がかかるようになってきている。

夢から覚めても、時間の感覚の無いままに自慰行為を続けてしまう。

そのまま絶頂に浸って眠りに落ちて夢を見る。

そしてやがて朝を迎えても目覚めを拒否するように自慰を繰り返す。

この夢から覚めたくない。

今日でもう2週間、夢を見るか自慰をする以外は何もしていない。

性欲の塊となっているのなら、誰彼構わず相手を貪れば満たされるはず。

それなのに私は1度もセックスをしていない。

むしろ、セックスをしたいという気が起きない。

それよりもひたすら自慰を続け、眠りに落ちる瞬間を待ちわびる。

夢の中以外、この身体にこれほどの快楽を与えて満たしてくれるものはない。

だから、私は現実の中でセックスを求めない。

夢が現実を越えた快楽を与えてくれる。

再び訪れる夜の夢。

待ちきれない。

狂喜に満ち溢れた肉の悦び。

考えただけで切なさに狂いそうになる。

早く犯して欲しい。

早く私の身体を満たしてほしい。

早く正気を失って快楽に浸りきりたい。

早く、早く、早く!

私は、朦朧とした白濁の意識の中、膣と肛門のそれぞれに突っ込んだ大小4本のバイブレーターと6個のピンクローターの電池が切れているのを感じながら、目の前に転がっている電池の切れた乳首用のローターを摘み上げてぼんやりと天井を見つめた。

「あ…、電池買ってこなくちゃ・・・」
/2ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ