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閉じ込められた部屋で夫は
第2章 前戯
「おい!何してるんだッ!や、やめろぉッ!」

俺は必死に叫ぶ。すると、隙間からまた写真が出てくる。

≪ジジジジジッ≫

写真に写るのは、錆びた鉄の鎖とアルコールのビン。

≪グビッ、グビッ≫

何かを飲む音……この化け物、アルコールを飲みながら、こんな危険なモノを振り回しているのか?

予感は現実のものとなる。

≪バシーーーンッ!バシーーーンッ!≫

『ヒィッ!……お願ぃ……その鎖を振り回さないで……』

友貴子が哀願する。化け物はゲラゲラと笑う。

『だーいじょうぶだって!当たったって死にはしねーよ。ほら、見てろ』

≪ガシャーーーンッ!……ガシャーンッ!ガシャンッ!ガシャンッ!ガシャンッ!ガシャンッ!≫

何かが次々と砕けて飛び散る音。友貴子が悲鳴をあげる。

『アヒャ、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!……すげーな!死ぬかもしれねーわコレ』
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