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閉じ込められた部屋で夫は
第4章 出会い ~回想~
「今日はすまなかったねぇ小山内くん、こんな遅くなってしまうなんて」
「いえ、私こそ申し訳ありません。全くお役に立てずに……」
会議が長引いたため、友貴子達は新幹線を逃してしまった。仕方がないので今夜は近くのホテルに泊まることになった。会議が長引くことはよくあることで、友貴子としても馴れたものだ。
幸いにも明日は土曜で会社は休日なので、ゆっくり帰ることが出来る。今回は比較的ラッキーな方だ。
ホテルでチェックインした友貴子達は、寝る前に一杯だけと、ホテル最上階のバーに入った。
研究所から出るときに、牟田主任から「こんな女のどこが……!」と言われたりと、流石に少し参っていたので友貴子も飲みたい気分であった。
「何時もは研究所の人達とお飲みになってるんですよね?」
「ま、まあね。研究所に寄ったときは慰労も兼ねてそうしている。今日は特別だ」
「特別って?」
「小山内くんがいつも頑張っているからね、たまには上司として奢るべきだと思ったんだ」
「まぁ、ありがとうございます!じゃあ遠慮なくいただきます、黒井課長」
友貴子は嬉しそうにお酒に口をつけた。
「いえ、私こそ申し訳ありません。全くお役に立てずに……」
会議が長引いたため、友貴子達は新幹線を逃してしまった。仕方がないので今夜は近くのホテルに泊まることになった。会議が長引くことはよくあることで、友貴子としても馴れたものだ。
幸いにも明日は土曜で会社は休日なので、ゆっくり帰ることが出来る。今回は比較的ラッキーな方だ。
ホテルでチェックインした友貴子達は、寝る前に一杯だけと、ホテル最上階のバーに入った。
研究所から出るときに、牟田主任から「こんな女のどこが……!」と言われたりと、流石に少し参っていたので友貴子も飲みたい気分であった。
「何時もは研究所の人達とお飲みになってるんですよね?」
「ま、まあね。研究所に寄ったときは慰労も兼ねてそうしている。今日は特別だ」
「特別って?」
「小山内くんがいつも頑張っているからね、たまには上司として奢るべきだと思ったんだ」
「まぁ、ありがとうございます!じゃあ遠慮なくいただきます、黒井課長」
友貴子は嬉しそうにお酒に口をつけた。