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第5章 幕間 2.

「友貴子が何したっていうんだ！貴様のしていることはただの逆恨みじゃないか！」

黒井が友貴子に何かしたのがすべての原因であり、それを訴えられたと逆恨みするのはあまりにもお門違いすぎる。

俺は叫びながらドアを叩き、蹴りつけ、体当たりする。だが、一向にドアは開かない。

「うおおおおっ！黒井龍蛾ぁｯ！友貴子を離せぇ！」

激しく憤る俺は、この監禁の『違和感』を見逃していた。最初からおかしいことがあったのにそれに気づけなかった。

そして、これが最悪の展開に繋がることになろうとは知るよしもなかった。