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閉じ込められた部屋で夫は
第2章 前戯
だが、今のところ全くヒントがない。
何かないのか。
頑張って探し回るが、蒸し暑さを増すこの部屋をいくら探し回っても汗をだらだら流す以外に進展はない。
≪ジジジジジッ≫
また隙間から紙が出てくる。今度は何か別の紙だ。よく見ると、印刷がなされている。写真だ。
ハラリと落ちる写真。
その写真に写るのは、紫を基調とした豪勢な部屋とベッド。そのベッドの上に黒い絹のセクシーなドレスを着た女性が座っている。
……いや、座っているというのは語弊がある。天井から吊るされた鎖が女の両手首を縛り上げている。両手をバンザイした格好でうなだれながら強制的に座らされている女。見覚えのある女。
……え?
「ゆ……友貴子ぉーーーッッッ!」
その女は、妻の友貴子だった。
何かないのか。
頑張って探し回るが、蒸し暑さを増すこの部屋をいくら探し回っても汗をだらだら流す以外に進展はない。
≪ジジジジジッ≫
また隙間から紙が出てくる。今度は何か別の紙だ。よく見ると、印刷がなされている。写真だ。
ハラリと落ちる写真。
その写真に写るのは、紫を基調とした豪勢な部屋とベッド。そのベッドの上に黒い絹のセクシーなドレスを着た女性が座っている。
……いや、座っているというのは語弊がある。天井から吊るされた鎖が女の両手首を縛り上げている。両手をバンザイした格好でうなだれながら強制的に座らされている女。見覚えのある女。
……え?
「ゆ……友貴子ぉーーーッッッ!」
その女は、妻の友貴子だった。