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ヒロイン三国ファンタジー
第15章 15 英雄たちの死・2
 大敗の屈辱を忘れぬようにと、司馬懿に自分を叱咤させ後ろから激しくつかせる。

「ああっ、我が君。小枝で身体に傷がついてしまいます。どうぞわたしの着物の上に」
「細かい傷など構わぬ。早く私をなじるのじゃ」

「う、くっ、ええぃっ、この、傲慢な阿瞞め。こうしてやるっ」
「はぁっ、ぐっうぅうっ、そ、こ、だ、めっ!」

「まだ恥じらう心が残っているのかっ、う、くっ、く、きつ、い」
「や、い、痛、いっ、んっ、ひっ」

 司馬懿は彼女の蜜源より後方の、太極星のような後孔を犯す。

「ここは、誰も知らぬようですな」
「う、ぐうぅうっ、おのれぇ、うう」

「もう、これで赤壁の大敗も、わたしのこともお忘れにはならぬでしょう」
「う、くぅう、ううっ」

「狭くてうねって、なんという熱さ」
「う、うふぅっ、は、くぅ」

「お辛いですか?」
「な、なんのっ、負けることに、比べたらっ、う、うぅ」

「ああ、我が君、どんな時でもなんとお勇ましく凛々しい」

 司馬懿は若き日の洛陽北部都尉であった曹操の麗しい姿を思い起こす。
苦痛を与えることに胸を痛めながらも、中途半端にはせずに何度も後孔を突き上げていると、だんだんと曹操の声が甘くなってくる。

「う、うふう、んんん、う、ん」
「ああ、また出ますよ、な、中に、注ぎま、す、うぅ」

 幼年の頃からの想いを全てぶつけるべく、司馬懿は三度目の精を放つ。

「あうっ、中が、中が、温かい、ぃ」
「我が君、まだ、終わって差し上げませんよ……」

「ふ、ぁ、う、ま、また大きく……」

 およそ一晩中、獣のように混じりあい、まさに精も根も尽き果てた二人は汗と唾液と愛液にまみれ、おおよそ身分のあるものに思えないような原始的な様子で抱き合い労わり合った。
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