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ヒロイン三国ファンタジー
第2章 2 群雄割拠
黄巾党の乱がおさまった矢先に、朝廷は宦官と将軍の権力争いの混乱に乗じて恐るべき暴徒・董卓を受け入れてしまう。
都を追われた袁紹は董卓討伐を呼びかけ、各諸侯が一堂に会する。
反董卓連合軍である十八鎮諸侯の元へ玄徳たちも馳せ参じた。
しかし門番は三人組を軽んじ、中には入れてくれない。
「こちらにおわす兄者を何者と心得るのだ! 中山靖王劉勝の子の劉貞の末裔であるのだぞ!」
「はあーん? そんな立派な方がまたどうして家来が二人しかいないんですう?」
「馬鹿にしおってえ!」
「張飛、よしなさい。良いのだ。ここに居れば董卓軍がやってくる。その時に私たちが打って出ればよい」
「兄者の言う通りだ。我ら三人、十八鎮諸侯の仲間にならずとも必ず活躍は出来るのだ」
「しかし、兄貴」
門番に馬鹿にされ張飛は我慢ができないらしく大きな眼をさらに大きく開ける。
都を追われた袁紹は董卓討伐を呼びかけ、各諸侯が一堂に会する。
反董卓連合軍である十八鎮諸侯の元へ玄徳たちも馳せ参じた。
しかし門番は三人組を軽んじ、中には入れてくれない。
「こちらにおわす兄者を何者と心得るのだ! 中山靖王劉勝の子の劉貞の末裔であるのだぞ!」
「はあーん? そんな立派な方がまたどうして家来が二人しかいないんですう?」
「馬鹿にしおってえ!」
「張飛、よしなさい。良いのだ。ここに居れば董卓軍がやってくる。その時に私たちが打って出ればよい」
「兄者の言う通りだ。我ら三人、十八鎮諸侯の仲間にならずとも必ず活躍は出来るのだ」
「しかし、兄貴」
門番に馬鹿にされ張飛は我慢ができないらしく大きな眼をさらに大きく開ける。