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ヒロイン三国ファンタジー
第3章 3 徐州を巡って・1
玄徳は旧知の学友である公孫サンに誘われて客人として陣営に留まることにした。
若いころから彼は玄徳に何かしら心惹かれるものがあり親切であった。
玄徳も学友であったころから彼の親切心をありがたく思っていたが、ふとした瞬間に見せる雄の欲望めいたものに気づき自分が女であることを打ち明けることは出来なかった。
今も肩に置かれている手が撫でるようなそぶりを見せ、関羽と張飛を伴わずに陣中を歩き回らなくて良かったと思っているところだ。