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ヒロイン三国ファンタジー
第7章 7 官渡の戦い前夜
献帝の側近である董承から玄徳に密書が届けられる。内容は献帝を操り権力をわがものにしようとする曹操を討てとのことであった。
玄徳には董承をはじめとする、漢王室の重鎮たちの曹操への懸念と、献帝の彼女に対する思慕の情が対立するものであり、この密書に対して心から賛同することは出来なかった。
しかし、このままこの許都に居続けることは玄徳自身も板挟みになり、なおかつ曹操からの圧力もかかるだろう。
献帝の行く末を考えると、曹操を慕う気持ちがいつか本物の傀儡になってしまう可能性も否定できず、曹操をこのままにしておくことにも不安が残る。
ただ玄徳に今できることは皇帝を自称する袁術を討ち、献帝を正当な皇帝としてあり続けることを支援するのみであった。
密書を誰の目にも触れさせずに、献帝に袁術を討つと願い出、玄徳は許都を離れ徐州に向かう。
玄徳には董承をはじめとする、漢王室の重鎮たちの曹操への懸念と、献帝の彼女に対する思慕の情が対立するものであり、この密書に対して心から賛同することは出来なかった。
しかし、このままこの許都に居続けることは玄徳自身も板挟みになり、なおかつ曹操からの圧力もかかるだろう。
献帝の行く末を考えると、曹操を慕う気持ちがいつか本物の傀儡になってしまう可能性も否定できず、曹操をこのままにしておくことにも不安が残る。
ただ玄徳に今できることは皇帝を自称する袁術を討ち、献帝を正当な皇帝としてあり続けることを支援するのみであった。
密書を誰の目にも触れさせずに、献帝に袁術を討つと願い出、玄徳は許都を離れ徐州に向かう。