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ヒロイン三国ファンタジー
第8章 8 三顧の礼
「あふぁあっ、あふうっ、あなたぁ、すごくすごくいい具合」
「ん、うむ、よ、よく締まりますね」

「こ、今夜はあなたも、すごく硬い、ですわ」
「ん、そう?」

黄氏は諸葛亮が玄徳に男女の情ではなく、もっともっと深淵の情を、魂を交わしていることに気づき、ほんのわずか嫉妬心が芽生えたが玄徳の澄み切った瞳を思うと厭うことはなかった。

「ああっ、なんだか早く達してしまいそうっ、あうっううっ」
「それは良い。二回はお往きなさい。そのほうが男児を孕みやすい」

「あんっ、あんんっ、あああんっ、あうぅんっ」
「んん、いつも、あなたは素直な官能を持っていますね」
「あ、んん、は、あ、あはぁ……」

「あなたがもう一度達したのち、僕は精を放つことにします」

玉のような汗が褐色の肌を転がり落ちる。黄氏は心地よい疲労を感じながら向きを変え、尻を突き上げ諸葛亮を迎える。

彼は中華の人々がまだ目にしたことのない獅子の姿を思い浮かべ、遠い異国に思いを馳せる。
異国の民である彼女との交わりは諸葛亮にとって世界との交わりに近かった。

 ふっと玄徳のつるりとした白い顔が目に浮かぶ。
黄氏の二度目の絶頂の振動が諸葛亮に伝わり精を放つと、まるで天上に向かうような歓びを得た。
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