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Let’s eat
第2章 つまみ食い
「本当に?」
「ほ、本当です」

気付かれるんじゃないかと、心臓をバクバク言わせながら裕也を退かせようとしたがなかなか退いてくれない。

「裕也さん?」
「本当に大丈夫なの?」
「はい。だからちょっと退いてもらえませんか?」
「…ふ~ん」

退く気配をまったく見せず、次郎を見つめながら頷いている。

「あの、裕也さん?……ちょっ!」

膝立ちだった裕也はストンとその場に腰を下ろした。
当然次郎の熱を持ったモノが裕也のお尻に敷かれる。
加減して全体重を掛けてないとはいえ、窮屈だったところが更に窮屈になる。
好きな相手だけに嬉しい状況なのだが、今は痛くて苦しい。
気付かれたくなかったこともバレているだろうからいたたまれない。

「ジローくんは悪い子だなぁ」
「う、あっ!裕也っさん!」

あどけない顔で悪戯っぽく笑いながら、沈めたままの腰をゆっくりと回す。
痛いような気持ちいいような、形容し難い感覚が下半身を襲う。

「俺が一生懸命手当てしてあげてたのに、ここをこんなにするなんてさ」
「っ…すみま…せん」

カァッと顔が熱くなるが、裕也から目を離せない。
腰を揺らす姿が視覚的に煽り、張り詰めた性器がグリグリと押しつぶされる。

「っつあ!裕也っ、さん…やめっ」

快感を与えられれば与えられるだけ、デニムの中の自身が苦痛に苛まれる。
出したい。全部出して楽になりたい!つまみ食いをしただけでこの罰は重すぎるだろ!
そう思っているとやっと裕也が腰の動きを止めてくれた。
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