この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
人魚島
第10章 東京編
『今、新宿歌舞伎町でホストやってます』
『へぇ』
ウオトがカウンターに頬杖を付く。
黒の光沢があるベストが様になっている。
『イシコリドメはそこの太客なんです』
『僕も何度か女神とはデートした事があるけど、みんな我が儘だろ?それにすぐさま陰茎を欲しがるからね、ほとほと付き合い切れなかったよ』
『はぁ』
『コノママガイイ?』
『え?』
『花子は今幸せなんやろ?せやったら春樹くんはこの時空間で花子と幸せになれば良いよ』
『はい、今妊娠中なんです。来春花子の誕生日4月4日に結婚します。ウオトも式に来てね』
『休みが合えばね』
笑うウオトだったが、何処か寂しげだ。
『元の時空間の花子はどうするの?』
『ウオトが幸せにしてやって下さい』
『僕が?奪っても構わ無い訳?』
『はい』
僕は力強く頷いて見せた。
ウオトはやれやれと肩を竦め目蓋を閉じた。
『春樹くんが言うんやったら仕方無いね』
『はい』
『幸せになりなよ?』
『はい』
『お待たせ』
イシコリドメが戻って来た。
ファンデーションを塗り直したのか肌が一段と美しい。
イシコリドメは僕の手をギュッとしながら目をウルウル潤ませる。
僕の陰茎がそろそろ欲しいのだ。
イシコリドメは『コンラッド東京、予約入れてるから行きましょう』と会計に立つ。
CHANELの長財布は7~8個あり、どれも万札でパンパンだ。
クレジットカードも何枚もある。
イシコリドメが会計を済ましジャズバーから出る。
コンラッド東京は汐留にある。
東京湾を一望出来るらしい。
金銭感覚の狂ったイシコリドメからすればロイヤルスイートルームキングサイズベッドの部屋が一泊30万は安いらしい。
流石女神様恐るべし。
40階建て最上階のロイヤルスイートルームにてソファーでドン・ペリニヨンを呑む。
イシコリドメはいたくバングルを気に入ってくれていたが、13万だ、なんだか気恥ずかしい。
彼女からすれば1300円と言った所か。
イシコリドメが『ベランダの露店風呂入ろう?』と艶かしい肢体で誘って来る。
僕はFerragamoのスーツを脱ぎ、ハンガーに掛けて全裸で露天風呂に浸かり、イシコリドメを脚の間にし肩や背中をマッサージしてやる。
『あ…ん、良いよ…気持ち良いよ?』イシコリドメが喘ぎ声を早くも洩らす。
僕はゆっくりマッサージして行く。
『へぇ』
ウオトがカウンターに頬杖を付く。
黒の光沢があるベストが様になっている。
『イシコリドメはそこの太客なんです』
『僕も何度か女神とはデートした事があるけど、みんな我が儘だろ?それにすぐさま陰茎を欲しがるからね、ほとほと付き合い切れなかったよ』
『はぁ』
『コノママガイイ?』
『え?』
『花子は今幸せなんやろ?せやったら春樹くんはこの時空間で花子と幸せになれば良いよ』
『はい、今妊娠中なんです。来春花子の誕生日4月4日に結婚します。ウオトも式に来てね』
『休みが合えばね』
笑うウオトだったが、何処か寂しげだ。
『元の時空間の花子はどうするの?』
『ウオトが幸せにしてやって下さい』
『僕が?奪っても構わ無い訳?』
『はい』
僕は力強く頷いて見せた。
ウオトはやれやれと肩を竦め目蓋を閉じた。
『春樹くんが言うんやったら仕方無いね』
『はい』
『幸せになりなよ?』
『はい』
『お待たせ』
イシコリドメが戻って来た。
ファンデーションを塗り直したのか肌が一段と美しい。
イシコリドメは僕の手をギュッとしながら目をウルウル潤ませる。
僕の陰茎がそろそろ欲しいのだ。
イシコリドメは『コンラッド東京、予約入れてるから行きましょう』と会計に立つ。
CHANELの長財布は7~8個あり、どれも万札でパンパンだ。
クレジットカードも何枚もある。
イシコリドメが会計を済ましジャズバーから出る。
コンラッド東京は汐留にある。
東京湾を一望出来るらしい。
金銭感覚の狂ったイシコリドメからすればロイヤルスイートルームキングサイズベッドの部屋が一泊30万は安いらしい。
流石女神様恐るべし。
40階建て最上階のロイヤルスイートルームにてソファーでドン・ペリニヨンを呑む。
イシコリドメはいたくバングルを気に入ってくれていたが、13万だ、なんだか気恥ずかしい。
彼女からすれば1300円と言った所か。
イシコリドメが『ベランダの露店風呂入ろう?』と艶かしい肢体で誘って来る。
僕はFerragamoのスーツを脱ぎ、ハンガーに掛けて全裸で露天風呂に浸かり、イシコリドメを脚の間にし肩や背中をマッサージしてやる。
『あ…ん、良いよ…気持ち良いよ?』イシコリドメが喘ぎ声を早くも洩らす。
僕はゆっくりマッサージして行く。