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人魚島
第10章 東京編
『バクーシャー種、別名六白種、鹿児島黒豚とは、鹿児島県内で飼育された純粋バークシャー種の豚肉、またはその豚の生態や。鹿児島黒豚と言う名称は1999年に商標登録されとる。黒豚のブランドは鹿児島県以外にも、埼玉県彩の国黒豚、群馬県とんくろー、岡山県おかやま黒豚、香川県、讃岐黒豚に存在しよる鹿児島黒豚は別格の扱いで、過去には食肉市場では牛肉並の値Bランクが付けられたこともある』

『へぇ』

『肥育後期にさつまいも、ほとんどが外国産を10~20%添加した飼料を出荷直前の60日前から与えており、鹿児島県黒豚生産者協議会の会員が、県内で生産・肥育出荷・と畜したバークシャー種や、かつ出荷時に1頭当りの拠出金を納めた場合認められる』

流石詳しいなぁ。
そりゃアマテラスがプラセンタ事業に手を出している事が理由か。

『黒豚と呼ばれるバークシャー種は、一般的には、六白と呼ばれる白い部分が6ヶ所あるけん。顔面・後躯・4本の足の先端部であるけんな。個体差があるので全てには当てはまる訳では無いけんな』

『詳しいね、流石シンイチ』

僕が花子を膝に乗せながら言ってみる。

『放牧、放牧地は土だけの物やら、牧草を生やしている物、栗の木を植えている物やら様々や。ただし、共通項として人工的な水溜りを設置しとる。理由として豚は無汗腺動物やから身体を冷やす為と、綺麗好きな性質の為身体に付いた害虫等を洗い流す目的で水溜りに寝転がる習性がある為や。放牧を取り入れる理由として黒豚は難産傾向があってな、その緩和の為、黒豚の販売面を有利にする為のイメージ作り、黒豚の肥育期間は一般の白豚より若干長い為、運動させる事によって空腹感を与えて早く出荷させる目的、足腰の強化を図る目的などがあるけんな』

シンイチがうんうん唸りながら『でな』と続けた。

『放牧時期は離乳後すぐに行う所から、肥育時期から放牧する所など様々やけんな。放牧場は基本的に豚舎と隣接しとってや、夜になると豚は豚舎に戻って眠り、朝が来ると放牧場に夕方まで出掛けて行く訳や。その為、豚舎には豚が自由に出入り出来る様に出入口が設置されとるけんな。せやけど現実では農場の周辺住民の理解が得られへんけん、疾病の問題、と畜場が放牧豚の受け入れを嫌うやつ、豚体が汚れている、寄生虫病で内臓肉が商品にならない為やとか事故が起こりやすいけんな』

シンイチが更に続けた。
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