この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
人魚島
第10章 東京編

シンイチが唸る。
サロンパス臭い。
シンイチが缶珈琲を呷りながら福岡の繁華街福岡天神に立ち寄り『なかなか良い新天地だな、キャバクラばっかやん』と明太子の握り飯を3つばかり両手にやって来た。
ハイエースに乗り込み、ボス缶片手に明太子の握り飯を食べた。
ちょっとした日本横断の観光旅行だ。
観光してはいられ無い、きらびやかな天神に別れを告げて運転手交代だ。
僕が熊本県まで2時間ばかり運転手だ。
握り飯をあらかた食べて花子とシンイチが眠る中、ドライバーズハイを繰り返し流しハイになる。
ナチュラルハイだ。
黒い空、雪は止んだ。
ハイエースが北九州から南九州を目指す。
途中独りでタイヤのチェーンを外し、缶珈琲ボス缶を呷りながら早く敦さんをどうにかしたいと考えた。
敦さんの腐敗はストップしたが、車内はアルカリ臭く頭が痛い。
フラフラしながら熊本県に到着した。
辛子蓮根を食べるシンイチと鹿児島県まで2時間半ばかり運転手交代だ。
揺れるハイエースの中、養豚場がちらほら目立ち始める。
時刻は7時半何やら年明け早々に畑仕事する住人も目立つ。
僕は一抹の不安を抱えながら窓ガラスから外の景色を眺めていた。
本当に敦さんを早くどうにかしたかった。
朝日が分厚い雲間から差し込む。
眩しいそれに思わずシンイチがサングラスを掛ける。
僕は目蓋を細め耐えた。
ドライバーズハイが流れる中、誰も居無い田舎道を疾走する。
時速は相変わらず100㎞オーバー150㎞だ。
hydeの声に元気付けられながら疾走する。
不意にシンイチがハイエースの窓を全開にし『ああッ!畜生ッ!ああ、興奮して来たッ!!!勃起が治まらねぇよッ!!!イナダぁッ!!!オマンコさせろよッ!!!』と窓から叫び『ファァァックッ!!!』と右手の人差し指と小指と親指だけ突き上げ舌を出して笑い舌ピースする。
コロコロ腹を抱えながら笑う楽しそうなシンイチに思わず力無く笑ってしまう僕の頭をワシャワシャしながら『ああ、オナニーしてぇなぁッ!』と肩を寄せて来る。
『なぁ、豚のペニスはドリル型なんだぜ?』と耳打ちして来る。
『まさか』
笑う僕にシンイチは続けた。
『あん?マジや、ドリル状で獣姦する馬鹿たれな雌餓鬼には人気なんだよ』
『獣姦なんですが、本当に有り得るの?』
『ああ、あるぞ、姉貴だって獅子丸とよろしくやってるけんな、有り得るで?』
サロンパス臭い。
シンイチが缶珈琲を呷りながら福岡の繁華街福岡天神に立ち寄り『なかなか良い新天地だな、キャバクラばっかやん』と明太子の握り飯を3つばかり両手にやって来た。
ハイエースに乗り込み、ボス缶片手に明太子の握り飯を食べた。
ちょっとした日本横断の観光旅行だ。
観光してはいられ無い、きらびやかな天神に別れを告げて運転手交代だ。
僕が熊本県まで2時間ばかり運転手だ。
握り飯をあらかた食べて花子とシンイチが眠る中、ドライバーズハイを繰り返し流しハイになる。
ナチュラルハイだ。
黒い空、雪は止んだ。
ハイエースが北九州から南九州を目指す。
途中独りでタイヤのチェーンを外し、缶珈琲ボス缶を呷りながら早く敦さんをどうにかしたいと考えた。
敦さんの腐敗はストップしたが、車内はアルカリ臭く頭が痛い。
フラフラしながら熊本県に到着した。
辛子蓮根を食べるシンイチと鹿児島県まで2時間半ばかり運転手交代だ。
揺れるハイエースの中、養豚場がちらほら目立ち始める。
時刻は7時半何やら年明け早々に畑仕事する住人も目立つ。
僕は一抹の不安を抱えながら窓ガラスから外の景色を眺めていた。
本当に敦さんを早くどうにかしたかった。
朝日が分厚い雲間から差し込む。
眩しいそれに思わずシンイチがサングラスを掛ける。
僕は目蓋を細め耐えた。
ドライバーズハイが流れる中、誰も居無い田舎道を疾走する。
時速は相変わらず100㎞オーバー150㎞だ。
hydeの声に元気付けられながら疾走する。
不意にシンイチがハイエースの窓を全開にし『ああッ!畜生ッ!ああ、興奮して来たッ!!!勃起が治まらねぇよッ!!!イナダぁッ!!!オマンコさせろよッ!!!』と窓から叫び『ファァァックッ!!!』と右手の人差し指と小指と親指だけ突き上げ舌を出して笑い舌ピースする。
コロコロ腹を抱えながら笑う楽しそうなシンイチに思わず力無く笑ってしまう僕の頭をワシャワシャしながら『ああ、オナニーしてぇなぁッ!』と肩を寄せて来る。
『なぁ、豚のペニスはドリル型なんだぜ?』と耳打ちして来る。
『まさか』
笑う僕にシンイチは続けた。
『あん?マジや、ドリル状で獣姦する馬鹿たれな雌餓鬼には人気なんだよ』
『獣姦なんですが、本当に有り得るの?』
『ああ、あるぞ、姉貴だって獅子丸とよろしくやってるけんな、有り得るで?』

