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人魚島
第10章 東京編
『惚れたら囲炉裏の中に真っ逆さまだよ』

『はぁ、まぁ、婆さんこんなに綺麗なねぇちゃんだったんだな、どうだ?俺に抱かれてみねぇか?さっきから興奮して勃起が治まらねぇんだわ』

『アハハ、ヤラねぇよ』

笑うアペフチの肩を抱くシンイチ。
シンイチがアペフチの推定Cカップの乳房を後ろから揉みしだく。

『あ…ん』

『春樹、予定変更だわ、いっちょアペフチとよろしくやってくるからよ、お前はバクーシャー達の様子見ておけよ?』

『待ってよシンイチ』

『なんだよ?チンポコいきり立ってるんだ』

シリアルキラーだ。
人を殺しながら勃起するシリアルキラーだ。
シンイチの正体は純粋なシリアルキラーなのだ。
僕と花子は震えた。
ビニール袋を押し付けられ、僕と花子だけがヒグヒグ鳴く養豚場でヒッソリ肩を寄せ合った。
豚達は相変わらず敦さんに食らい付いている。
血液や精液や組織液やリンパ液の香りがする中、遠くから『あぁんッ!あぁんッ!』やら『ああ、気持ちええなぁッ!』やらシンイチとアペフチがまぐわう音が響いていた。
誰も来無い養豚場で、僕と花子はヒッソリ手を握り合った。
内臓が入ったタッパーを開いた。
中には臓物が詰まっていて、大腸には便が生々しく詰まっていた。
僕は『わ、汚い』とタッパーを逆さまにし、豚達に与えた。
すかさず食い付くバクーシャー達は顔が血液やリンパ液やらで真っ赤だ。
バリバリ奥歯を使って元気に食べるその様に脳内に何故だかドビュッシーのノクターンが鳴り響く。
僕と花子はゆっくり手を恋人繋ぎにする。
『あぁんッ!イクゥッ!』アペフチが喘ぐ。
彼等はシリアルキラーなのだ。
やがて30分程してサルエルパンツを正しながらニヤニヤしたシンイチと何やらスッキリした様子のアペフチが戻って来た。

『豚トロ食うかい?』

アペフチが訊ねる。

『もう11時半だよ、昼飯に豚トロ丼出すよ』

『お、良いじゃん』

シンイチが喜ぶが僕と花子は嘔吐しそうだった。
『いら無い』と首を横に振る僕の隣でシンイチは『腹ペコだったんだよな』と豚トロ丼を掻き込んで行く。

『生ビール呑むかい?』

『ああ、瓶なら大歓迎だ』

アペフチが瓶ビール4本持って来て『ほら、アンタ等も呑みなさいよ、溶かしたバターあるからバタービール出来るよ?』とニッコリ笑う。
当然僕と花子は『いりません』と首を横に振るう。
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