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溶かされてみる?
第16章 刺激的なクリスマス

「言っとくけど、昨日は恋ちゃんから誘ってきたんだからね?」
黎泱先輩の綺麗な指があたしの髪を掬い、ちょっぴり意地悪な顔であたしを見つめる。

「あっ…え…その…」
何したのあたし…!!
全く思い出せず困惑していると
「昨日恋ちゃん間違えて、皐が準備してたお酒飲んじゃったんだよ」
「お、お酒…?」
そういえば…喉乾いたなってテーブルの飲み物に手をつけた気がする…

あれお酒だったの…!?

「れれれ黎泱先輩ごめんなさッ「だーめ」
言葉を止めるように黎泱先輩はあたしの唇に人差し指をつける。
「謝らないで、ね?」
「黎泱せ…ンッ…」
あたしに優しく触れるだけのキスをする。

「あったかい飲み物でも注いでくるね」
黎泱先輩はにっこりと微笑んでベットから降り、部屋を出て行った。

…ど、どどどうしよ…
ってかまずそもそも!!
他のみんなはどうしたんだろってか、酔ってたって…!!

いてもたってもいられなくなったあたしはお風呂に入ろうと黎泱先輩の部屋を出た。
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