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溶かされてみる?
第5章 夜の誘惑
「ったくおまえは今日何回倒れれば気がすむんだよ」
と律先輩は呆れた口調であたしに言った。

「あ、あの…その!これって…」
あたしはもうなにがなんだかわからなくなり、律先輩に投げかけた。
「恋がいつまでたっても出て来ねえから、呼んでみたけど返答ないしまさかと思って開けたらのぼせてたから、風呂から出して俺の部屋で寝せてた。」
そん時にまた起きた時、全裸じゃさすがにやべえと思ってなるべく身体見ないようにTシャツ着せたと律先輩は少し恥ずかしそうにあたしに言った。

あたしは!!!なんてことを律先輩にさせて!!!
もうどこまで迷惑かけたら気がすむのよあたし!!泣

「ほんっっっとーに!!!ごめんなさい!!!ありがとうございました!!泣」
あたしは律先輩に深々と頭を下げた。

律先輩がいなかったらあたしあのまま死んでたかもしんない…
そう思うとゾッとした。

「いや、俺の方こそ…その、ごめんな」
律先輩は照れながらあたしに言った。

身体を見たことに対してだろうか…
もう今となっては命を助けてもらっただけにそんなことはどうでもよく思えた。

「いや、ほんとそれはこっちのセリフです!先輩は謝らないでください!! っていうか何かお礼させてくださいほんと泣」
そうあたしは律先輩に告げると
「いやいいってそんなこと!」
と律先輩は頭をかきながら言った。

でもこんなに助けてもらったのに何もしないなんてさすがに失礼すぎるよね…

そう思いつつ、少し熱かったあたしは首の周りあった髪をふと払った。

その時律先輩があたしの首筋をみて
「…恋、おまえ彼氏でもいんの?」
と真剣な顔で聞いてきた。

え!いきなりなんでそんな質問?!!!

「な!なんですかいきなり!!いませんよ!」
ってかかなりご無沙汰だよ!!
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