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第40章 愛しい君とｴﾝﾄﾞﾚｽ･LOVE〜二人の終らない恋物語〜

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「あれー…何だかすごいシンプル……」

「そう？」

ふくらはぎ丈の青いワンピースドレスを着せられて、少し困った顔で聞いたらニッコリ笑って聞き流された。

あたしは何も言い返せずにスカートの前後を確認する。

豪華客船でのパーティ風景を撮影するって話だったけど、これはどうみても子供用のドレスだ。

髪もクルクルに巻かれ、チョココロネのような付け毛が頭頂部に一つ。

ちょこんとピンで簡単に止めてあって、なんだかお転婆な女の子みたい。

どう考えても雰囲気に合わない気がするんだけど……。

少し不安を抱えたあたしは支度の整った自分の姿を今一度、鏡に映した。

外はもう真っ暗だ。

豪華客船でのパーティだからもっとキラキラした感じなのだろう、なんて勝手に想像していたけどこれはどう見ても大人の雰囲気で過すパーティのイメージに結び付かない。

飾りもフリルもないスカートはシンプルな割にやけにゴワゴワしているし。

他で着替えをしているマリオは一体どんな衣装を着せられているんだろう──

とても素朴な疑問が浮かぶ。。。

そう思っていたら……。