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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第40章 愛しい君とエンドレス・LOVE〜二人の終らない恋物語〜

「あいつを懲らしめて来るから!」
「………」
まるでミュージカルばりの言い回し。。。
ただ頷くしか出来ないあたしを置いて夏希ちゃんは襲いくる影の敵に立ち向かう。
夏希ちゃんは腰のナイフを抜き取ると軽やかに立ち回っていた。
羽根つきの緑のバンダナキャップを頭に巻いた夏希ちゃんは、実態のない影を相手にしながら、それは見事な剣さばきを魅せてくれる。
これは一体、何なのだろう──
ハネムーンツアーのPRイベント?
夏希ちゃんの葛藤ぶりを応援するように、また現れたマウスのキャラクター達も悪者退治に加勢する。
「すごい……」
その豪華なショーに魅せられて、あたしは夢中で夏希ちゃんの姿を追っていた。
目を見張る程の立ち回り。前にスパイの役をやったなんて言ってたけど、それもこんなにすごいアクションだったんだろうか。
生で繰り広げられる目を見張るようなシーン。知らずの内にあたしの胸が弾んでいく──
まるで初めて遊園地に行った気分だ。
とてもワクワクして、そしてドキドキしながら園内を歩く。
そんな子供の頃の純粋な感情が勝手に溢れてくる。
夏希ちゃんは影の敵を次々に倒し、三階の手すりに掛けられていた縄ばしごを身軽に上っていった。

