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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第40章 愛しい君とエンドレス・LOVE〜二人の終らない恋物語〜

照明の光りに包まれたあたしの元へ腕を差し出した夏希ちゃんが歩み寄る。
とても穏やかでゆっくりとした足取り。
そしてすっと伸ばした指先であたしの手をとった夏希ちゃんの頭には小さな王冠が乗っていた。
あたしはまた驚いて夏希ちゃんを見つめる。
さっきまでの少年のような衣装とは変わり、白い正装の軍服に早変わりしている。
いつの間に着替えたんだろう。周りが真っ暗闇で全く見えなかった。
それはまるで、ヨーロッパ王室の王子様みたいで。
色っぽい光の君や、TVでひょうきんなトークをたまに披露する。
そして家ではとてもエッチで妬きもちやきで泣き虫な。。。
多才な夏希ちゃんのまた、新たな一面を前にしてあたしはただ立ち尽くしていた。
気品溢れる出で立ちで、夏希ちゃんは優雅に微笑んだ。
何も言わず夏希ちゃんはあたしの髪に触れ、まとめてあった付け毛を緩める。そして手を取ると、夏希ちゃんはまるで踊るようにゆっくりとあたしにターンをさせた。
夏希ちゃんはあたしの腰にあったスカートのリボンをほどく。その裾はふわりと大きく広がっていく。
シンプルだと思っていた衣装。
それは魔法にでもかけられたように素敵なフレアの青いドレスに一瞬で姿を変えていた。
ゆれる長い髪の付け毛と、ふわりと風に舞う柔らかな生地。
ゴワゴワと膨らんでいたのはこの仕掛けのせいだったのか。
そう思いながらドレスの裾を眺めていると、夏希ちゃんはゆっくりと床に片膝を付いていた。。。

