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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第40章 愛しい君とエンドレス・LOVE〜二人の終らない恋物語〜

「──…こ…れ…」
喉につまり、短い言葉だけしか口に出なかった。
左の薬指にそっと指輪をはめられる。
リングには三連のとても小さなハートが飾られていた。
微笑んだ夏希ちゃんがあたしのこめかみに優しくキスをする。
どうしよう……
どうしたらいい
台詞をなんにも知らない
どう言っていいのかもわからない
おでこに口付けると夏希ちゃんはそんなあたしを覗き込む。
「泣けるほど嬉しい?」
「……っ…うんっ…」
撮影中の筈なのに、こんな普通の台詞でいいんだろうか。
でも…それ以上の言葉が見つからなかった──。
「喜んでくれて俺もすごい嬉しい…っ…」
「……っ…」
零れそうな涙を手のひらで拭こうとしたら、その瞬間に夏希ちゃんに思いきり抱き締められていた──
首筋に顔を埋めた夏希ちゃんの声に熱いため息が混じる。
「これはなに…撮影違うの?……リアル?…どっきり?…」
抱き締められたまま、涙声で小さく尋ねたあたしに夏希ちゃんは答える。
「撮影と、どっきりとリアル……全部」
「全部……」
「そ。……まだ終わってないから」
「──あ、……え?うそっまだ続くの!?」
「当たり前!まだまだこれからだから!──」
そう言って笑いながら、俺は思いっきり驚いた可愛い晶さんの腕を引っ張っていた。

