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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第40章 愛しい君とエンドレス・LOVE〜二人の終らない恋物語〜

「……これで終わり。晶さんお疲れ様」
「もう終わり?……」
「そ、……終わり」
少しだけがっかりした様子の晶さんを覗きこむ。
「撮影はこれで終了。あとは……」
「あとは?……」
まるで幼い少女みたいに期待感を膨らませる。
そんな表情を見せた晶さんに俺は人目もはばからずキスをした。
「あとはもちろん二人だけの時間!」
「──…え!?」
後片付けをするスタッフをよそに、俺は腕を挙げて合図を送る。
ガタンと小舟を吊ったクレーンが動き、晶さんは小さな悲鳴を上げて俺に抱き付いていた。
「いってらっしゃーい!」
「頑張ってー!」
クラッカーを手にして打ち鳴らすスタッフ達の姿が見える。
ゆっくりと海に降ろされ揺れる小舟から見上げると、声援を送るスタッフの間に紛れ、マリオが白い目で見下ろしていた。
やっと俺に軍配が挙がったかな?
やっと…なんて言葉自体に自分で腹が立ってしまうけど。。。
それでもよし。
マリオの物言いたげな表情を見れただけで今は満足だ。
俺はそう思いながらマリオに敬礼を向けた。

