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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第40章 愛しい君とエンドレス・LOVE〜二人の終らない恋物語〜

「……夏希ちゃん…」
「………」
いつになく優しく呼ばれて顔を上げる。
晶さんはとてもきれいな笑みを魅せている。
そんな晶さんの両手が俺の頬をそっと包んだ。
重なった二人の影。柔らかな唇の感触に溜め息が漏れる……。
「……すごくすき…」
「………」
そう囁かれ、俺の喉が小さくコクッと唾を飲みこんだ。
「……晶さん…」
「……うん…」
「やばいよそれ…」
「うん……ふふ…」
晶さんは繰り返し唇を優しく塞いでくる。
軽く笑みを溢しながら、空気を含みキスの音を立て、もどかしいくらいに優しく何度も俺の唇を食む。
「…晶さ…ん……これじゃ俺…っ…城に着くまで持たないよ……」
「うん……そだね…」
そう相づちを返しながらも晶さんはやっぱりそれを止めなかった……
お転婆なお姫様。
ジャスミンの衣装を纏った晶さんは蒼く澄んだ夜空の下で、熱い想いに悶える俺を翻弄する──。
薄着の晶さんの肌を地中海の暖かな夜風が撫でていく。
押し寄せる興奮に身もだえながらもこの時間が愛しい。。。
もったいぶるようなキス。
誘うような吐息。
「……っ…あーっ…もう俺、限界っ」
身体の火照りで目頭が熱くなりながら、俺は夜空に向かってそう叫んでいた──。

