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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第40章 愛しい君とエンドレス・LOVE〜二人の終らない恋物語〜

抑えきれず、急いで舟を漕ぎ出した俺を晶さんは楽しそうに眺め、笑っている。

お城まで僅か十分という距離が今はヤケに遠く思える。

「あーっ…もうっなんでモーター付きにしてくれなかったんだろっ…俺、スゲー大変じゃんっ!」

一人大きな愚痴が漏れる。そんな俺に晶さんは笑いながら声援をくれる。

「がんばって夏希ちゃん!さっきのアクションじゃ凄かったじゃん…」

「そう?カッコよかった!?」

「うん!とくにあの、ロープでビューって飛んできたやつ!」

「あ、残念。それ俺じゃないですから」

即答した俺に晶さんは えっ!? と驚いた。

「あれ、俺と背格好の似たプロのスタントマン。さすがに俄の鍛え方じゃ、ロープ掴んで片手で一人抱き抱えるは無理。俺、自衛隊でもレスキュー隊でもないですから」

「………」

「晶さんがカッコいいって思ったのそこなんだ?」

気持ちムッとしながら返す。そんな俺の呼吸はもう結構絶え絶えだ。

舟を大急ぎで漕ぐってアスリート並の筋力ないと死ぬっ…て話。

晶さんは口をすぼめ、何とか俺を褒める言葉を探しているみたいだ。

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