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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第40章 愛しい君とエンドレス・LOVE〜二人の終らない恋物語〜

俺は逆にそんな晶さんをクスリと笑った。
何とか俺を褒めようとしてくれている晶さんの愛情を感じる。
たぶん、これからも晶さんの愛情が足りないって愚痴りながら、必死に晶さんを求める俺の立場は変わらないって思うけど……。
俺は努力型の天才だから──
「なかなか俺のカッコよかったところが思い浮かばないみたいだね」
晶さんは俺の指摘に愛想笑いを浮かべる。
「そんな誤魔化し効かないよ?思い出せないなら思い出せるようにしてあげるっ!」
「あっ…やだあぶなっ…」
小舟の上で、じゃれるように晶さんに迫った。
「舟ひっくり返っちゃうじゃんっ…」
「大丈夫…もうかなり浅瀬だから」
「それならもう、お城に行った方が早いでしょ?」
「………」
晶さんのごもっともな意見に無言で返す。
「あたし、入ってみたいなー……貝殻のお風呂」
「………」
「……ね!」
にっこり笑った晶さんに何も言わず大きく頷き返す。
「貝殻のお風呂早く入るっ──」
小舟の上で立ち上がると決意を固めたように、俺はそう叫んだ。
「よし!晶さん行こっ」
「……っ…」
晶さんの手を取り勢いよく小舟を降りると海に膝上まで浸かり、結局二人でびしょ濡れになっていた。
「もーっ…夏希ちゃんてば…」
晶さんは怒りながらも笑っている。
小舟のロープを沖につなぎ止めると、月明かりを頼りに二人で夜の浜辺を手を繋いで歩いていた。

