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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第40章 愛しい君とエンドレス・LOVE〜二人の終らない恋物語〜

「日本に戻ったらまたこんな時間を二人で持てるかな……」
晶さんのその言葉に俺の足が止まった……。
晶さんが口にした言葉はまた俺とこうしたい、って思いの現れで……
俺と一緒に過ごすことを望んでくれている晶さんに、胸が一杯になった……。
「いっぱいとろう…」
「………」
晶さんは呟いた俺を見つめる。
「いっぱいこんな風に過ごして……年取っても毎日手、繋いで……いっぱい抱き締めてキスも毎日して…っ…」
言いながら胸が熱くなる。
目頭が潤んで視界がボヤけ、カッコ悪いって思いながらも溢れた涙が止められなかった。
「……最後くらいバッチリ決めたかったんだけど…っ…」
赤い鼻をすすり、手のひらで涙を拭う俺を晶さんが笑う。
「大丈夫──」
そんな俺の手を握り返し、晶さんは繰り返した。
「大丈夫!あたし…そんな夏希ちゃんがだいすきだから!」
「───…」
「テレビに出てる藤沢聖夜より──…カッコよく立ち回る夢の国のヒーローよりっ…あたしのことが好きで泣いちゃう柏木夏希が一番すき!……だいすきだから!」
「………」
「あたしの前ではずっと夏希ちゃんのままでいて……」
「……っ…」
好きな人の前ではカッコいい奴で居たいってのは、男の意地で本能だけど……
俺の好きな人はそれをするなって言ってくる。
意地なくしたら男ってめちゃくちゃ情けないだけの生き物なのに……
俺のだいすきな人はそれがすきだって言ってくれる。

