この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第8章 艶男
難しいって言われる役は一通りこなした上にどの役も世間での評価は高かった。

「それは今までの役だ──…」


「………」


「聖夜…しがみつくな」

「………」

「今までのお前は全部捨てろっ──ぜんぶ壊せっ」

「…っ…──」


「これから流れてくる役はな、やればできるって役じゃないんだよ…」

「やればできる役じゃないって意味わかんねー」

「ほらそこだ」


遠回しな言い方が益々ムッとくるっ


「これからは年追うごとに、人間らしい内面が滲みでてくるような役の仕事が増えてくる。表面的な感情じゃなくて、こころのそこからの演技だ──」

「………演じればできる…」


「できん…これからの役作りは経験がものをいう」


「………」


「じゃあ何か?お前に老夫婦の愛情とかわかるか?演じられるか?ん、どうなんだ?」


「なんでいきなり老夫婦なんだよっ…」


「例えだよ…老夫婦の役は老夫婦を経験してないと中々できん…おんなじことだ。年老いた親を持つ中年の心はそれを経験してないと演じれない…なら恋愛はどうだ?」


「………」


「大人の恋愛はガキの恋愛とはまた違う──純粋だけじゃない。エゴイズムな感情。思いやり。執着、犠牲……だから俺はお前にたらふく恋愛しろって昔から言っただろ」


「………たくさん、してきただろ…」


社長の言いたいことがなんとなく……

ようやく…わかってきた気がした……。

/1045ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ