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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第8章 艶男
「軽い恋愛じゃない。まあ若い内はどうしてもヤれてラッキーくらいの感情になるのは否めんがな…若いなりに真剣な恋は必要だ」

「………」

「俺が経験して欲しかった恋愛てのは、嫉妬や怒り、泣くほどの思いとか切ないとか、口では言い表せない感情を心で感じる恋愛をし…」

「……してるよ──」

「………」

「充分に、してる……」

それこそ今…

逢いたくて苦しくて
たまに気持ちが一方通行で…

好きって気持ちがほんとに伝わってるのか未だに不安で──

かと思えば突然、好きだなんて言葉を沢山囁いてくれる…


あの人のことを考えただけで苦しくて切なくて

笑顔を思い出しただけで幸せになる…

独り占めにしたくても俺の言うこと一切聴いてくれなくて好き放題言ってやって翻弄して──

呆れるどころか益々夢中になっていく……


思い出しただけで想いが溢れる…──

「……っ…──」

やべ… めちゃめちゃ逢いたくてなってきたっ──


俺を見て目の前でニヤつくおっさんがなんか鬱陶しい…

「なんだ、んな面して仔猫ちゃんのことでも思い出したか?」

「なにが仔猫?虎だよあれは──」


「ふん、虎か──なら俺はその虎を大いに称えるな」

「……っ」


「名子役と言われ持て囃され続けた人形みたいなお前に命を吹き込んだ──

二週間足らずでお前にそんな顔をさせるなんてよっぽど一筋縄じゃいかないってな……」


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