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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第8章 艶男
社長は上半身を乗り出して俺を覗き込む。

「野生だろ?その虎は…」

そう囁いてククッと笑った。

「なんでわかる?」

「ああ…──はは、飼い慣らす筈が常に命の危険に晒されてれば人間、生きるのに必死にもなる。

人形のままのお前なら体のいいただのオモチャだ、手足もがれてバラバラになって飽きられてポイッ!──だからな……

つなぎ止めるのに必死だろお前も?」

「………」

さすが百戦錬磨…
悔しいけど当たってる──

ソファの肘掛けに肘をついて頭を支えながらチンピラのゴタクを聞いてやった。

「人間は必死に生きた時にこそ輝く──生きるんだよ!舞花とはどんな恋愛するかと思ってみたが、舞花じゃダメだったらしいな…」

「じじぃ最低ー…なに、けし掛けてんの?」

俺の為の捨て駒かよ?
どうりでやたら迫って着たわけだ──


「は、…俺は切っ掛けを提供するだけだ──あとの物語は当人達が勝手に作り上げる。まあそのお陰で舞花にも仕事が入った…プラスになる浮世話は大歓迎だな」

「何が浮世話?」

「とにかく…お前の仔猫ちゃんはまさしく救世主だな俺にとって…だから付き合いをやめろとは言わん」

「ふん…」


「てことで、本題に入るか……」

「…?」


その虎猫が自分の姪だとも知らず、社長は意味深に切り出した。

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