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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第8章 艶男

「役に負けそうなら無理はするな…評判ガタ落ちになる」
「──…っ…」
「その代わり──巧く自分のモノにしてみろ?すごいことになるぞ…
藤沢 聖夜──
名子役の名を塗り替えて一流役者へ華麗な転身!
てな…マスコミは違った面でお前を讃えるだろうな…その代わり落ちたら悲惨だと思え。
──そしてその覚悟がないならこの話は蹴る……お前は引退して専業主夫の夢でも叶えりゃいい。
どうせこの殻を破れなきゃお前は永遠に“元、名子役の藤沢 聖夜”のままだ──
そんなのは内の事務所にも要らんからな──」
「──…っ…」
そう言って真っ直ぐに見据える目。
今のお前に賭けてみる──
要らないといいながらも社長の目は俺にそう語り掛けてくる──。
「ふんっ…いいよ、負けず嫌いだしね俺は──要らないって言われるくらいなら、辞めてくれるなってしがみつくあんたを蹴り捨ててから辞めてやるし──」
「はは、言うな?──まあ、覚悟あるんならいい。先方に承諾の返事を入れとく。カツラを被りやすい様に髪は伸ばしておけよ?あとイメージあるから茶髪も戻しておけ。承けた以上、役作りはもう始まってるからな」
「わかってるよ」

