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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第10章 キャスティング

昼を迎えた店内は慌ただしくなりつつあった──
立て続けにドアの開閉を知らせる鐘の音がカラン、コロンと鳴り続ける。
「いらっしゃいませ。こちらのお席へどうぞっ」
稼ぎ時の昼だ。一人の客はなるべく一人用の席へと案内しながらあたしは忙しく動き回っていた。
なんだかお尻がスカスカするっ…
素足も露に颯爽と歩き回る脚が風を切る。
冗談だと思っていたマスターの提案。
店のユニホームは八月一日(いっぴ)からデニムのミニスカートに変わっていた。
とりあえずスカートに気を取られている暇はない。席に案内しながらの水の提供にメニュー取りと、流れを掴みながらホールを廻していく。
「すみません。一人なんでカウンターいいですか?」
然り気無く着崩したサマージャケットが、だらしなさよりもお洒落に見せてくれるのは持って生まれたセンスの良さでもあるのだろう…
「あれ?健兄っ…」
ちょい悪風の髭ダンディ。二、三度だけ来たことのある和らぎに叔父の健兄は久し振りに顔を見せた。
立て続けにドアの開閉を知らせる鐘の音がカラン、コロンと鳴り続ける。
「いらっしゃいませ。こちらのお席へどうぞっ」
稼ぎ時の昼だ。一人の客はなるべく一人用の席へと案内しながらあたしは忙しく動き回っていた。
なんだかお尻がスカスカするっ…
素足も露に颯爽と歩き回る脚が風を切る。
冗談だと思っていたマスターの提案。
店のユニホームは八月一日(いっぴ)からデニムのミニスカートに変わっていた。
とりあえずスカートに気を取られている暇はない。席に案内しながらの水の提供にメニュー取りと、流れを掴みながらホールを廻していく。
「すみません。一人なんでカウンターいいですか?」
然り気無く着崩したサマージャケットが、だらしなさよりもお洒落に見せてくれるのは持って生まれたセンスの良さでもあるのだろう…
「あれ?健兄っ…」
ちょい悪風の髭ダンディ。二、三度だけ来たことのある和らぎに叔父の健兄は久し振りに顔を見せた。

