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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第11章 愛情の裏返し
ベランダから下を覗くとマンションの玄関口の植え込みに黒い人影がチラリと見えた気がした。


──…っ…あれかっ!?


取り合えず俺は部屋のカーテンを全部閉めて回った。

「いつから?」

「………ヒッ…ク」

「今日だけじゃないよね?」


「ううっ…っ」

「晶さん?…泣いてるだけじゃわからないよ?」

怯え方がちょっと大袈裟過ぎる気がしたのは多分、何度かこういった目に遇ってるからだ…

やばいな…

泣かし過ぎたかも知れない……


「ごめん晶さん…」

踞る背中を宥めるようにゆっくりとさする。

「うぅっ…いやっ…もうっ…すごくいやっ…嫌いっ」

「それは勘弁して…」


嫌うのも捨てるのも勘弁して……

ちょっと驚かせてノーブラを叱って許してイチャイチャするつもりだったんだけど…



思わぬ誤算だ──


「晶さん…」

「………」

「晶さんも悪いよ…」

「なんでっ…被害者じゃんあたしっ!!」

「無防備過ぎる」

「──…っ」

「なんでノーブラ?…」

「………」

「俺…外ではやめてってお願いしたよね?」

「………っ…見えなきゃいいじゃんべつにっ…」



お──強気で出てきたな?…


「……いいよ…大きくこっちが一歩譲ってそれでいい…いいけど…」

「……」

「今日なんて晶さん喫茶店でがっつり乳首まで見えてたからね?襟ぐりから……」

「──……」

「誰を誘いたかったわけ?」

「……っ…」

「店に来た客みんな?」


そう言った瞬間、晶さんの靴が飛んできた──


「…っ…だから自業自得って言ってんだよっ!」


「──…やっ!?…」


飛んできた靴を思いきり投げ返して怒鳴った。

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