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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第12章 帰省

そう言って少し考え込むあたしの様子を高槻は窺うように覗き込む。
披露宴ゴッコの盛り上がりで一気に砕けた飲み会の席では、それぞれが好きに席を移動してどんちゃん騒ぎが始まっていた。
「晶…」
「なに?」
呼ばれてあたしは見つめていたグラスから顔を上げた。
「明日…二人で市役所行く?」
「何しに」
「婚姻届け貰いに」
「………」
こんだけ騒がしかったのに、皆耳は良いらしかった…
一気に静まり返ったその場であたしは高槻の首を思いきり締め上げた。
「コイツなんかムカツクムカツクムカツクっ!
──っ…人を捨てといてあっさり言うなコンチキがぁっ!」
「くっ…苦しっ」
半酔いで力加減の出来ないあたしの腕にはありったけの力が込められる。

