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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第12章 帰省

周りは慌てて止めに入っていた。

「晶っ殺るなら籍入れて保険掛けてからバレない方法で手を打て!!」

「そうよ、女は賢く生きなきゃ!!」


止めてるのか止めてないのかクラスメイトの口からはそんな野次が飛んでくる。

あたしは息を切らして手を放した。


「ふう、ちょっと落ち着いた…」

「マジで死ぬと思った…」

高槻は首をさすりながら汗を拭う。でも顔は笑っている…


「なに?そんなに俺に捨てられてショックだったわけ?」


あたしは白い目で高槻を見てやった…

「お前、俺と別れてから彼氏作らなかったんだって?…」

高槻は何気に嬉しそうな顔を見せている。


誰から聞いたんだ?

そう思いながら多恵ちゃんと目が合うと気まずそうに顔をそらした。


お前が犯人か?──

そんな目線で訴える。


ただ、多恵ちゃんは責められない。

最初は確かに泣きどうしだったさ。

多恵ちゃんと同居してたからそのことに関しては多恵ちゃんは詳しい…

心配も沢山掛けたしね。

未練がましく逢いに行ってみようと思った矢先に高槻に彼女がデキたって聞いてボロ泣きだったしね──



でも…


もう、全部終わったから──


女が区切りをつけたら恋愛は終わるから。


騒ぎを止めにきていた皆も元に戻り、店はまた普通に騒がしくなっている。

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