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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第12章 帰省

「ごめん…」
困って黙り込んだあたしに夏希ちゃんは小さく謝った。
「元彼はどんな?」
ああ…一番気にしてるのはこれかな?…
「晶さん?」
「なんでもらいよ?思ったより普通。心配らいから…」
「そう?…」
「うん…気にしらいで」
あ、ダミだ。ろれつが…
長い台詞は難しい。
何故か一文字だけが言いにくかった──
「……ぷ…飲み過ぎっ」
笑われてしまった…
「沢山飲んだ?」
「うん、ゲームで負けて集中攻撃受けて浴びた」
「ゲームしたの?」
「うん」
「気を付けてよ?」
「うん…」
……嘘ついちゃった──
だって言えないし。
高槻とのことを冷やかされて披露宴ごっこで酌受けまくったなんて──
夏希ちゃん… ごみんね…
「明日、何時に帰る?」
「20時の新幹線に乗るから…」
「わかった。楽しんできて…また、電話する」
「うん、じゃ…」
「………」
「……?」
「“愛してる”は?」
「……え、ここで!?」
「うん」
「言えない?周り静かだけど人居る?」
「居らいよ…」
たしかに居ない。通りは車がたまに行き交うくらいだ。けどあたしは少しずつ暗い場所へと移動して壁を向いた。
困って黙り込んだあたしに夏希ちゃんは小さく謝った。
「元彼はどんな?」
ああ…一番気にしてるのはこれかな?…
「晶さん?」
「なんでもらいよ?思ったより普通。心配らいから…」
「そう?…」
「うん…気にしらいで」
あ、ダミだ。ろれつが…
長い台詞は難しい。
何故か一文字だけが言いにくかった──
「……ぷ…飲み過ぎっ」
笑われてしまった…
「沢山飲んだ?」
「うん、ゲームで負けて集中攻撃受けて浴びた」
「ゲームしたの?」
「うん」
「気を付けてよ?」
「うん…」
……嘘ついちゃった──
だって言えないし。
高槻とのことを冷やかされて披露宴ごっこで酌受けまくったなんて──
夏希ちゃん… ごみんね…
「明日、何時に帰る?」
「20時の新幹線に乗るから…」
「わかった。楽しんできて…また、電話する」
「うん、じゃ…」
「………」
「……?」
「“愛してる”は?」
「……え、ここで!?」
「うん」
「言えない?周り静かだけど人居る?」
「居らいよ…」
たしかに居ない。通りは車がたまに行き交うくらいだ。けどあたしは少しずつ暗い場所へと移動して壁を向いた。

