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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第19章 晶のプレゼント

オープニング映像の為の収録。あとは細かな俺一人のカット場面をまとめ撮りする。
京都の御所で舞を踊るシーンを撮影すれば俺の今日の仕事は午前中で終る。
後はスタジオ撮影のみだ。
濡れ場を覗いてほとんどが一人のシーンの為、NGの少ない俺の出番の収録はとんとん拍子に先に進んでいた。
「しかし、よく覚えるよな〜…こんな舌を噛みそうな台詞。感心するよ」
風間さんは台本を捲りながらぼやいている。
それは確かに言えてる。
そして主役である光の君の俺の台詞は異常に長い。
確かに独演だわ…
宮の廊下ですれ違う女房役の女優達を口説いて回る軽い優男を演じながら、義母の藤壺に密かに想いを寄せる。
軽さと内に秘めた熱を使い分けて演じなくてはならない。
軽さ…
それは難なく演じられる。
内に秘めた熱──
これはどうだろう…
俺は晶さんのことを思い出す──
好きって言う感情の伝え方がわからずに昂った想いのまま、晶さんをいきなり押し倒した。
我慢できたのはほんの一週間だ…
その一週間の記憶を俺は手繰り寄せた。
京都の御所で舞を踊るシーンを撮影すれば俺の今日の仕事は午前中で終る。
後はスタジオ撮影のみだ。
濡れ場を覗いてほとんどが一人のシーンの為、NGの少ない俺の出番の収録はとんとん拍子に先に進んでいた。
「しかし、よく覚えるよな〜…こんな舌を噛みそうな台詞。感心するよ」
風間さんは台本を捲りながらぼやいている。
それは確かに言えてる。
そして主役である光の君の俺の台詞は異常に長い。
確かに独演だわ…
宮の廊下ですれ違う女房役の女優達を口説いて回る軽い優男を演じながら、義母の藤壺に密かに想いを寄せる。
軽さと内に秘めた熱を使い分けて演じなくてはならない。
軽さ…
それは難なく演じられる。
内に秘めた熱──
これはどうだろう…
俺は晶さんのことを思い出す──
好きって言う感情の伝え方がわからずに昂った想いのまま、晶さんをいきなり押し倒した。
我慢できたのはほんの一週間だ…
その一週間の記憶を俺は手繰り寄せた。

