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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第20章 不安的中…
以前着たときの巻き髪と違い、今日はサラサラなストレートのロングヘアーを靡かせて歩いてくる。

カウンターの椅子に腰掛けると彼女からふわりとした甘ったるい香りがほのかに香った──


「──…」

ん…
この匂い──

どこかで嗅いだことある匂いだ…


あたしは無意識のままアイスコーヒーをカウンターに差し出しながら香りの記憶を辿っていた…

「ええっアイス!?あたしホットがよかったのにっ」

なぬっ!?

こっちは頼まれた物を出したんだぞっ

ちょっとムッとするのを堪えていたら…

「すぐ出るんだから早く飲めるものを頼んだんだよ。そういう所に頭を回さないと聖夜に嫌われるぞ!」

楠木さんに怒られて彼女はしぶしぶストローをグラスに差して口にした。


──こらこら、あたしはその聖夜の恋人ですけど?
楠木さん知ってるじゃないっすか!?


カウンターの二人を見ながらあたしは胸の内でツッ込む。

そう思いながら再び、
ん?──となった。


聖夜…

そうだ……

この匂い…

夏希ちゃんが纏ってた匂いと同じじゃん…


ちょっと──

どゆことっ…

そんな強い疑問を浮かべるあたしをよそに、目の前の彼女は何やら嬉しそうに楠木さんに話し始めた。

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