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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第22章 美脚タレ

久し振りに歩く中心街──
あまり好きではない人混みの雑踏を抜けてあたしは待ち合わせ場所を目指していた。
「晶さんこっち!場所の説明解りやすかったかな?」
あたしは待ち合わせ人の楠木さんに呼ばれ、とあるビルの二階に案内された──
「一応、形だけのオーディションだから気楽にしていいから」
「形だけ?…」
「ああ、晶さんの写真見せたらほぼ審査、合格──先方から決めたいって連絡もらったけどオーディションは建前ね。やっぱり形はつくっておかないと…」
「なるほど」
「下着の大手メーカーだからけっこうデカイよ」
「デカイとは?」
訊ねると楠木さんは右手で大仏様の様に“銭”の形を作って見せた。
「でも下着ってことは…」
聞きながら少し不安がよぎる。
「ブラとかじゃないから安心して。今回はストッキング」
「ストッキング?」
「そう、クリスマスシーズンに向けてタイツとか新商品の為のモデル、言ってみれば脚タレだね」
「脚タレ?」
「専門部分のタレント。手タレとか、ヘアケア商品専門のタレントとかいるでしょ?」
「ああ!──でもそれってすごい肌の手入れとか保険とか…」
「専門モデルはね」
「………」
あっさり言ってくれちゃうけどあたしにできるのかいな…?
あまり好きではない人混みの雑踏を抜けてあたしは待ち合わせ場所を目指していた。
「晶さんこっち!場所の説明解りやすかったかな?」
あたしは待ち合わせ人の楠木さんに呼ばれ、とあるビルの二階に案内された──
「一応、形だけのオーディションだから気楽にしていいから」
「形だけ?…」
「ああ、晶さんの写真見せたらほぼ審査、合格──先方から決めたいって連絡もらったけどオーディションは建前ね。やっぱり形はつくっておかないと…」
「なるほど」
「下着の大手メーカーだからけっこうデカイよ」
「デカイとは?」
訊ねると楠木さんは右手で大仏様の様に“銭”の形を作って見せた。
「でも下着ってことは…」
聞きながら少し不安がよぎる。
「ブラとかじゃないから安心して。今回はストッキング」
「ストッキング?」
「そう、クリスマスシーズンに向けてタイツとか新商品の為のモデル、言ってみれば脚タレだね」
「脚タレ?」
「専門部分のタレント。手タレとか、ヘアケア商品専門のタレントとかいるでしょ?」
「ああ!──でもそれってすごい肌の手入れとか保険とか…」
「専門モデルはね」
「………」
あっさり言ってくれちゃうけどあたしにできるのかいな…?

