パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第22章 美脚タレ

支度を済ませ、遅めの軽い昼食をと楠木さんは和らぎへ車を向ける。

久し振りにお客として足を踏み入れた喫茶店。カウンターに座り早速マスターにあたしはランチを注文した。

「撮影は今日行ったビルの五階になるから。日にちは一応、ここの休みの日に合わせてもらったし問題はないね？」

伺うようにあたしを覗き込む。

「聞きたいこととかある？」

「何を聞いていいかわかりません」

「……」

あたしは素直な思いを口にした。

「──じゃあ、行ってからだね。その日は迎えにいくから…」

そう言いかけて楠木さんは顔を近付けた。

「絶対に身体にキスマークとか、痕に残るようなことは避けてね…」

「…は…ぃ…」

夏希ちゃんのやることを懸念してか、楠木さんはそう釘を刺していた──。

最近、夏希ちゃんの仕事はハードだ。ドラマの好調に合わせてバラエティーの出演も増えている。

それでも夏希ちゃんはあたしの部屋に足を運び続けていた。

マンションに帰り着くと玄関に夏希ちゃんの靴があった──

静かな部屋を見渡しベットを覗きにいくと気持ちよく夏希ちゃんが眠っている──