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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第24章 スタジオ初入り
マリオは編みタイツの上から直に舌を這わせカメラに目線を向ける。

その刺激に思わずあたしの膝がカクッとなりかけた。


しっかりと捕らわれた脚はマリオの攻めから逃げることも出来ず、あたしは漏れそうな声を堪えて口を自分の手で必死に押さえる。


「なかなかいいね、その表情……」

「──…っ」

マリオの指先がふとあたしの顎に伸びてきた。

「オーケ!いい画が撮れた、お疲れ様」

その声に今までのマリオの激しい攻めがピタリと止まった。

「んー、残念。イイトコで終りだ」

外国人らしく肩をすくめて笑いながらリアクションする。

マリオは息を切らすあたしの手を取るとテーブルから優しく抱き下ろした──

今はすっかり異国の紳士だ。

さっきまでの獣のようなワイルドさは見当たらない──


「君が大人しくしてくれたお陰でスムーズに済んだ。やりやすかったよ、ありがとう」

「ははっ…」

大人しくと言うか…ホントに翻弄されて何もできなかっただけなんだけど…

苦笑うあたしにマリオは手を伸ばし再び握手を求めてくる。

あたしはマリオの手を握り返した──

「──…っ」

「今夜…打ち上げがてら二人きりで食事はどう?」

ぐいっと握られた手を引き寄せられると耳元でそう囁かれた。


「え、……っ…」

「考えてて」

「ちょっ…」

マリオは言い残したままモニターをチェックするスタッフに交じり、映像を確認していた。

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