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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第25章 虎視眈々(コシタンタン)

「まだしてないじゃんっ……」
「明日誘うなら今日で終り…」
「触れたら浮気って言ったじゃんっ──まだなんもやってないしっ」
「ヤル前提で誘うなら同じ」
「ヤルともいってないしっ」
「男は食事に誘う場合、下心あるんですよね?」
「……っ」
「下心あって誘うならもう溝(ドブ)に嵌めたも同じです。だからさよなら」
「───…」
勝てないっ──
思わず唇を噛み締めた。
「俺好みなんでしょ?よかったね」
「そうだよ…すげー俺好みっ…新人で初々しくてめちゃ可愛いし脚綺麗だしっ…」
「ふーん…」
「今出てたマリオに気に入られるくらい実力あるしっ…」
「……?…」
少しは気になってきたのだろうか?晶さんはふとソファの肘掛けにもたれていた体を起こし掛けた。
「今の外人さんに気に入られたの?」
「そうだよ…マリオって仕事に厳しいから女にも甘くない──…そいつがオファーしてくる実力あるなら大したもんだね」
「………そう…」
「手に入れる価値あるよ」
語る俺に向けられる晶さんの目は少し驚いたように開いている。小さく相槌を打ちながら晶さんは俺の言葉に耳を傾けていた。
実力あるってのをちょっとは気にしたかな…

