この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第26章 君のために

「そりゃ意外だったかもな」
「……?」
「この仕事、実は僕に依頼がきた訳じゃない」
「………」
「事務所の後輩にきたんだけど……」
「───」
「僕が横取りした」
「ええ!? いいのそんなことして!?」
「よくないね」
そんな平然と──…
マリオはニコニコしながらラーメンを啜る。
「代わりに僕の仕事三つ回した。──…元はとっただろ?それで」
「三つも?──…なんでまたそこまでして…」
ラーメンのCM出たかったのかな・・・
思わずフォークを握る手を止めてマリオをまじまじと見つめる。
「なんでかな…」
呟いてスープを一口飲むとマリオは見つめるあたしを見て、ふふっと笑った。
「……たぶん、君のためだね」
「……ぶっ」
思わず口に含んだ麺を思いきり吐き出してしまったあたしに周りのスタッフが慌てて駆け寄ってくる姿がマリオの腕の隙間から見えた。
隙間から見えたと言うのはあたしの顔に触れるマリオの手が影になって口の周りに飛んだラーメンのカスを笑いながら丁寧に払ってくれていたからで──…、そして監督はスタッフの動きを止めて撮影続行している。
こういうのもCMに使えるのだろうか?
だとしたらあたし……ちょっとバカっぽい?
「……?」
「この仕事、実は僕に依頼がきた訳じゃない」
「………」
「事務所の後輩にきたんだけど……」
「───」
「僕が横取りした」
「ええ!? いいのそんなことして!?」
「よくないね」
そんな平然と──…
マリオはニコニコしながらラーメンを啜る。
「代わりに僕の仕事三つ回した。──…元はとっただろ?それで」
「三つも?──…なんでまたそこまでして…」
ラーメンのCM出たかったのかな・・・
思わずフォークを握る手を止めてマリオをまじまじと見つめる。
「なんでかな…」
呟いてスープを一口飲むとマリオは見つめるあたしを見て、ふふっと笑った。
「……たぶん、君のためだね」
「……ぶっ」
思わず口に含んだ麺を思いきり吐き出してしまったあたしに周りのスタッフが慌てて駆け寄ってくる姿がマリオの腕の隙間から見えた。
隙間から見えたと言うのはあたしの顔に触れるマリオの手が影になって口の周りに飛んだラーメンのカスを笑いながら丁寧に払ってくれていたからで──…、そして監督はスタッフの動きを止めて撮影続行している。
こういうのもCMに使えるのだろうか?
だとしたらあたし……ちょっとバカっぽい?

