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第28章 ラブチェス

「あああ…っ…」

潜り込んだ頭上から、掠れた色っぽい声が届き俺の鼓膜を震わせる。

きれいに盛り上がり柔らかな弾力を備えた晶さんの秘部からは濡れた蜜が淫靡な香りを放っていた。

これこそまさに雄を仕留める香りだ──

俺に貪られ真っ赤に熟した果汁滴る魅惑的な果肉。

ただ舌で舐めるだけに留まらず、俺は喰うようにしてそこを味わった。

「ああっ…だめ…」

か細い声で泣きながらも腰は我が儘なくらい突き上がってくる。

「すごい勃起してる……そんなに欲しい？」

晶さんは肩を揺らしながら切ない眼差しを俺に向けて小さく頷いていた。

肉の詰まった熱い内部で律動を繰り返す指を抜くと晶さんは膝を震わせ声を上げる。

「あっ…」

なんだか名残惜しそうな、消え入る小さな悲鳴。抜かれた指を切な気に見つめてくる。

晶さん──

やっぱり貴女は綺麗過ぎて俺を惑わせる。

感じる表情も

楽しそうに何かを食べる仕草も──


なにを飾らずとも俺を虜にしてくれる。

「──…っ…ああもうっ夏希ちゃん焦らし過ぎっ…我慢できないっ…」

「──…っ!?…」

急に事切れたように頬を高揚させて激しく身悶えた晶さんが強く俺を求めてきた。